「遠くが見える! 池が小さく見える!」 大正小1年生が高所作業車体験
2019年10月16日 のニュース
高い所の工事、点検、補修といった作業に使われる高所作業車などについて学び、体験する授業が15日、京都府福知山市水内の大正小学校(渡邉重則校長)であった。グラウンドに高所作業車など3台が置かれ、1年生49人が車両に乗ったりクレーンを動かしたりして、働く車について学んだ。
協力したのは京都市の酒井工業(仲辻浩一社長)。校区内の、JR福知山線と立体交差する国道9号福知山大橋で国交省発注の塗装の塗り替え工事を請け負っている。
体験学習は同社の14人が訪れ、仲辻社長が福知山大橋でしている工事について、塗装が必要な理由や工事の仕方などを紹介した。
グラウンドには高所作業車、クレーンを装備したトラック(ユニック)、固定用の4本の足がついたカニのようなクレーンが置かれ、児童が6班に分かれて順に学習した。
高所作業車は12メートルほどの高さまで伸びる車両で、児童はヘルメットをかぶり、安全帯を着けて作業ボックスに乗り、6メートルほどの高さまで上げてもらい、車両の能力を体感した。
クレーン車では、リモコンで重い荷物を持ち上げる操作などを1人ずつ体験した。
高所作業車に乗った野々村律君は「初めて乗りました。乗る前は少し怖いと思いましたが、高く上がると遠くが見えたり、下の池が小さく見えて楽しかったです」と笑顔を見せていた。
学習成果は、27日に開く「大正っ子フェスティバル」で発表する。
写真=高所作業車を体験する児童たち