「農匠の郷やくの」再生へ 民間から案募るサウンディング型市場調査実施

2025年05月04日 のニュース

 京都府福知山市は6月4日、休館中の施設が目立つ夜久野町平野の道の駅・農匠の郷やくの(市ファームガーデンやくの)の再活用に向け、民間事業者などから意見を募るサウンディング型市場調査を実施する。具体的な整備手法や市場性の把握のほか、より多くの事業者に参加してもらえる公募条件などを整理、検討することを目的とする。

 農匠の郷は、農林業を基盤としたまちの産業文化の振興、農村と都市住民との交流促進などを目的に旧町時代の1999年~2000年にかけて開業。利用者数は02年度の約30万人をピークに減少が続き、コロナ禍も重なった22年度には約5万人にまで落ち込んだ。

 約14万平方メートルの敷地には現在、市直営や公設民営など運営形態が異なる10施設があるが、稼働しているのは5施設のみとなっている。

 市は昨年8月、地元住民や観光、まちづくりなどに関わる有識者らでつくる「やくの高原活性化検討会」を設置し、住民の声も取り入れた活用方針案をまとめた。

 今回の調査では、提案者が主体的に施設を運営することを前提に、検討会で策定された方針に基づいた活用案や事業計画、運営方針案などを募る。

 実施要領などの詳細は市のホームページに掲載している。

 申し込みは、ホームページ上にあるエントリーシートに必要事項を記入し、26日までに市役所夜久野支所地域振興係へメールで送る。問い合わせは同支所、電話(37)1103まで。

9日に現地見学会

 市は9日、サウンディングへの参加を希望する事業者向けに、任意の現地見学会を開く。

 希望者は7日午後5時までに、市のホームページからダウンロードできる申込書に必要事項を記入し、メールで同係に送付する。

 

写真(クリックで拡大)=市がサウンディング型調査を実施する農匠の郷

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