京都共栄将棋部麻生監督 激戦を勝ち抜き、アマ竜王戦の京都府代表に

2025年04月22日 のニュース

 京都府福知山市東羽合、京都共栄学園中学校・高校将棋部の麻生喜久監督(28)が、第38回アマチュア竜王戦(日本将棋連盟など主催)の京都府代表に選ばれた。13日に京都市内で開かれた府大会で優勝し、全国への切符を手にした。

 アマチュア竜王戦はアマチュア大会の最高峰。例年、1月から5月にかけて都道府県単位で予選があり、勝ち抜いた代表選手、招待選手の計56人で競い合う。ベスト4に入れば、竜王戦本戦につながるランキング戦への出場権が得られる。

 府大会には10歳から83歳までの61人が参加。予選は3局までに2勝した人が決勝へ進み、決勝トーナメントは32人で争った。麻生監督は2勝1敗で予選を通過し、決勝トーナメントでは5局全てを勝ち切り、優勝を果たした。

 中学3年生から昨年まで奨励会に在籍し、経験も豊富だが、「試合は激戦ばかりで、どこで負けてもおかしくなかった」と振り返る。準決勝は、居飛車で相手の中飛車戦法に耐え、終盤で逆転して勝負を決め、決勝ではあえて定跡を外れつつ急戦に持ち込み、気の抜けない攻防を制し、優位を維持して押し切った。

 全国大会は6月21日から東京都で開かれる。麻生監督は「全国大会では府代表として結果が出せるようにしたい。しっかりと準備をしていきます」と意気込んだ。

 府大会には同部高校3年で部長の吉川遥翔君、同1年の足立光佑君の2人も挑戦し、吉川君がベスト16、足立君が予選1勝の成績を収めた。


写真(クリックで拡大)=府大会で優勝した麻生監督

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