【軟式野球】50歳以上の全日本大会へ 福知山マスターズ、府予選で優勝
2025年04月21日 のニュース
京都府福知山市を拠点に活動する50歳以上の軟式野球チーム「福知山マスターズ」(大槻英紀代表)が、5月に埼玉県内で開かれる「第8回全日本シニア(50歳以上)大会」に出場する。挑戦を続けてきた府予選で念願の優勝を手にし、府代表に選ばれた。
チームは8年ほど前に結成し、毎週日曜日に市内の空いている運動場で練習を重ねている。若い頃からの経験者が多いが、社会人から始めた人もおり、現在は50歳から59歳までの選手25人、マネージャー1人が所属。京都での優勝をめざして活動してきた。
府予選の京都シニアトーナメントは3月から4月にかけて開かれ、府内から9チームが出場した。福知山マスターズは初戦、京都東山クラブと対戦。初回から打線がつながって中盤までに4点を取ってリードしたが、緊張もあって動きが固く、5回表に守備の乱れで1点差まで詰め寄られた。迎えた5回裏、岡村泰宏選手のスクイズで1点を加え、5-3で勝負を決めた。
徐々にチームの調子が上がり、2戦目の準決勝は伏見クラブを相手に3回表に山尾覚選手のソロ本塁打などもあって、11-0で勝利。決勝は昨年の準決勝で敗れた京都倶楽部と争った。相手投手の好投に攻めあぐねる中、3回表に西田健一選手が安打を放ち、相手のミスも誘って二進。犠打で1死三塁とし、内野ゴロの間にホームインを決め、1-0で逃げ切ってリベンジを果たした。
3試合とも衣川幸児投手が完投し、決勝戦では相手を散発3安打に抑え、三塁を踏ませない投球でチームを勝利に導いた。
全日本大会は5月24日から27日まで、埼玉県内の8会場で開かれ、全国から集まった51チームがトーナメントで競い合う。初戦は島根県代表の白虎隊と戦う。
大槻代表(56)は「初めての全国大会になります。岡部正行主将を中心にチーム力を発揮し、全国に福知山マスターズの名前をとどろかせたい」と意気込んでいる。
写真(クリックで拡大)=府予選で優勝した福知山マスターズ