プロレス界のレジェンド小橋建太さん 市がん検診アンバサダーに就任
2025年04月11日 のニュース

受診率向上へ啓発活動に協力
京都府福知山出身で“鉄人”の異名を持つプロレス界のレジェンド、小橋建太さん(58)が、福知山市の「がん検診アンバサダー」に就任することが決まった。自らも腎臓がんによる闘病を経験し、復活を遂げた小橋さん。市民にがん検診の大切さを伝える顔として、今後、市の啓発活動に協力する。
2006年、小橋さんはレスラーとして絶頂期の最中、腎臓がんが発覚。546日の闘病生活を乗り越えてリングへ奇跡の復活を果たした。毎年健康診断を受けていたことで、がんの早期発見につながったという。
市内のがん検診受診率は国全体と比べて低い。そこで市はがん検診受診率を向上させるためには、小橋さんの経験がより多くの市民の心に響くのでは-とアンバサダーを打診。「市民の健康を守るもう一つの闘い」に向けて力を合わせることになった。
市健康医療課は「心強い応援団を得た思いです。がん検診は早期発見、早期治療が大切です。多くの人に検診を受けてもらえるよう、小橋さんとともに、市民のみなさまに大切さを伝えていきたい」と話す。
写真(クリックで拡大)=がん検診アンバサダーに就任する小橋さん