本を読むきっかけに 教室そばに、読書スペース「ちょこブック」 大正小学校

2025年02月12日 のニュース

 「ちょこブック」-。どこかで聞いたようなネーミングの読書スペースが、京都府福知山市水内、大正小学校(勝村輝幸校長)の校舎内に7カ所設けられている。読書離れが進む児童が本を読むきっかけになればと学校が設置。休み時間になると、教室を出た児童たちは本を手に取り、絵や文字を追っている。

同校が保護者を対象に実施したアンケートで、子どもたちの読書離れが進んでいることが浮き彫りになった。さらに、普通教室がある校舎とは別の校舎に図書室(学校図書館)があり、物理的な距離も読書離れの要因の一つになっているのではと、昨年11月から子どもたちが普段過ごす普通教室近くの踊り場に、12冊ほどの本を並べたラックと長いすを置くことにした。

 「ちょこっと本が読める」ということから、児童が命名。先生や図書委員、読み聞かせボランティア「ぽとふ」のメンバーが、児童に読んでほしい本や勧めたい本などを並べ、定期的に入れ替えている。

勝村校長は「11月以降、子どもたちの読書量が増えています。本を読むことは心を耕します。小学生のうちから読書の習慣を身に付けられれば」と話している。

写真上(クリックで拡大)=本を並べたラック
写真下(クリックで拡大)=休み時間になると児童が集まる

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