夢舞台「京のかがやき2025」で福知山踊りの披露に合わせ、最年少12歳の振興会員が尺八と空手を実演

2025年02月04日 のニュース

 京都市東山区の祇園甲部歌舞練場で8日に催される新感覚民俗芸能大会「京のかがやき2025」に、昨年に続いて福知山市の福知山踊振興会(田村卓巳会長)が出演する。今回のテーマは各出演団体の「夢」。踊振興会は最年少会員、尺八と空手に打ち込む荻野希美奈さん(12)=修斉小6年=の夢を織り交ぜた舞台にする。

 京のかがやきは、府内の地域文化を一堂に集め、光や音の演出で、新たな魅力を発信する民俗芸能大会。府と府地域文化活性化連絡協議会が主催して、昨年から開いている。

 今年は福知山踊振興会や宮津おどり振興会など5団体が出演。出演団体の持つ夢をテーマにした公演となる。

 踊振興会は踊り手12人、地方10人が出る。荻野さんは父親で振興会員の将生さん(51)の影響で尺八を始め、小学4年生の時に振興会に入会。地方として活動を続けている。

 一方で、日本空手協会福知山濤心塾支部に所属して技を磨き、各大会で好成績を残している。

 京のかがやきでは、振興会員による福知山踊りや音頭の演奏の中で、荻野さんが尺八と空手の形を披露。将生さんとの親子の絆を糧に、尺八と空手の両方をやり遂げるという夢を実演する。

 地方の一員として将生さんも出演する。振興会員たちは本番に向けて、隊列が整った踊りや調和の取れた演奏ができるよう繰り返し練習。荻野さんも立ち位置や実演のタイミングなどを覚えている。

 荻野さんは「本番では緊張すると思いますが、多くの人たちに練習の成果をみせたい」と言う。

 田村会長(71)は「今年は振興会創立45周年を迎える記念の年で、こうした機会をまた与えられたことが大変ありがたい。荻野さんは、本番で主役として頑張ってくれると期待しています」と話している。


写真上(クリックで拡大)=本番で空手の形も披露する荻野さん
写真下(クリックで拡大)=練習を重ねる福知山踊振興会会員

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