下荒河に全天候型陸上競技場 福知山市が計画
2024年07月11日 のニュース
京都府福知山市が、下荒河浄水場近くの由良川沿いで、陸上やサッカーなど多種目のスポーツ競技ができる全天候型の日本陸連公認陸上競技場整備を計画している。内水対策として府主体で実施した荒河調整池整備で造成された盛り土を活用し、全天候舗装を施した中丹地域(福知山、綾部、舞鶴市)唯一の施設とする。
中丹地域に全天候に対応した陸上競技場が無いこと、2021年に音無瀬橋下の由良川猪崎河川敷運動広場を用途廃止したことから、新たな施設の整備が必要だとして計画。市は2019年度から10年間が計画期間の市スポーツ推進計画をまとめており、昨年度に行った中間評価・見直しで、下荒河の盛り土を活用して同競技場を整備する方針を盛り込み、今年の市議会3月議会で承認を受けた。
9日の市議会6月定例会の代表質問で、議員が市長公約を問う中で競技場について「整備事業の着手に向けた準備とスケジュールは」と質問。地域振興部理事が答弁に立ち、昨年に実施した地盤調査で問題が無かったことを伝え、「推進計画や事業の進ちょくを市民に周知していく。また、関係団体の意見を十分に聞いた上で、基本構想と基本計画を作り、詳細設計と工事を進めていく」とした。
市は事業実施に向けた準備などを進めており、「今後は市民のみなさんにお知らせをしていきたい」としている。
写真(クリックで拡大)=市が整備地として考えている下荒河の盛り土