市長選後の補正予算に新たな治水など 6月市議会に提案

2024年06月24日 のニュース

 福知山市は、由良川右岸など内水被害が懸念される地域を対象に、国、京都府と連携した新たな内水対策に着手する。28日に開会する市議会6月定例会に提案の今年度一般会計補正予算案の中に、内水対策の整備候補地の調査、対策の検討で1200万円を計上する。

 補正予算案4億6830万2千円を21日に発表。補正後の一般会計総額は475億4478万円となる。

 内水対策事業は今年度から、過去の内水被害があった場所で現場調査や解析を実施し、対策が必要な箇所を決めていく。対象地域は由良川右岸に限らず、過去のデータや現状をもとに選定していく。

 補正予算ではほかに、保育や介護人材確保対策、観光誘客促進など、市長選挙前で骨格型とした今年度当初予算に、選挙公約を含めて肉付けする。

 インバウンドや滞在型観光の誘客獲得をめざす「観光アクションプラン」の策定事業に100万円▽夜久野高原活性化に向けた地域住民中心の検討会の立ち上げなどに827万8千円▽大江町の「酒呑童子の里」のテニスコート改修などに3200万円▽市が後援する花火大会の検証事業229万円(保険料の補助を含む)▽外国人介護人材の定着支援410万6千円▽市民と進める市政の案内方法検討に281万9千円などを組んだ。

 肉付け以外では、消防団施設整備、公園設置から20年以上経過する街区公園の遊具の更新、新型コロナワクチン接種といった事業を計上している。

 条例案は今秋に開館予定の桃映地域公民館に関する規定の追加などを盛り込む。

 市議会6月定例会には補正予算案、条例案10件、その他6件の計17議案を提案する。

 

写真(クリックで拡大)=由良川右岸を中心に内水対策のため調査を進める(写真は右岸の安井)

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