今夏開催めざす花火大会 福知山観光協会が実行委に参画

2024年05月31日 のニュース

 福知山観光協会(芦田敦嗣会長)は定時総会で、今夏に京都府福知山市で花火大会の開催をめざす福知山HANABI実行委員会(奥田友昭実行委員長)に参画することを決めた。今後、HANABI実行委は市へ後援申請する予定。芦田会長は「まちが元気になる起爆剤になれば」としている。

 実行委は若手経営者で作り、奥田実行委員長(43)が代表理事を務める一般社団法人DOKKOISEEが中心。福知山広小路商店街振興組合、新町商店街事業協同組合、福知山駅正面通り商店街振興組合とでこのほど結成した。

 観光協会の総会は福知山市駅南町のル・クレアで29日にあった。

 芦田会長は「実行委員会から、参画を要請されている。その真意は観光協会が参画することで実行委員会の信用度が向上し、対外的な信頼を得られやすいということだと思う。正副会長会で検討をしてきたが、対外的な影響も含め、会員に決議してもらうことがふさわしいと考え、議案として提出した」とあいさつ。

 実行委への参画についての議案では、奥田実行委員長が、花火大会は8月11日午後8時から20分間、由良川河川敷で約2千発を打ち上げる計画だと説明。「安全を最優先に位置づけ、警備計画や安全対策を徹底し、次年度以降の対策を再構築するためのモデル事業とする。世代を超えていろんな人をつなぐ場所として復活させたいという思いです」と事業目的や思いを話し、会員に理解を求めた。

 承認されたあと、芦田会長は「10年後、20年後に花火大会をしたいと思ったとき、マンパワーがいなくなる状況を心配している。意欲ある人材が福知山にいる間にやらないと、できなくなるのでは」との思いを語った。

 芦田会長は実行委の会長に就く予定で、助言などを行う。

 2013年8月15日に発生した屋台爆発炎上事故以降、開催されていない花火大会を巡っては、市が設置した有識者会議「花火大会のあり方を考える会」が、今年4月に市へ提言書を提出。市はこのほど、花火大会が再開される場合、公共的な団体が参画する実行委員会が、「規模は小さく始める」「安全確保対策の実施」など一定の要件を満たせば、後援の立場で関与すると公表している。

 

写真(クリックで拡大)=実行委員会への参画を決めた総会

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