福知山マラソン値下げ コース変更し制限時間緩和
2024年05月15日 のニュース
第32回福知山マラソン実行委員会(委員長・渡邊尚生副市長)は13日、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザで会合を開き、今年の大会概要を決めた。低迷する大会の活性化をめざし、官民で議論を重ねた「福知山マラソン検討会議」で課題とされたコース変更や参加料の値下げなどを盛り込んだ。
初めに、渡邊委員長が「福知山マラソンは市の最大スポーツイベントだが、近年はエントリー数が伸び悩む。大会を続けていくためには参加者の増加が急務であり、今年が正念場だと思うので、大会の活性化に向け協力をお願いしたい」とあいさつし、大会概要などの検討に移った。
開催日は例年と同様の11月23日で、雨天決行。日本陸連公認コースのフルマラソン42・195キロで、定員は6千人とした。
今回からマラソンのコースを一部変更し、まちのシンボル・福知山城を見ながら走れるようにする。これまで音無瀬橋を渡ったあと、広小路通りに向かって坂を下っていたが、それを福知山城方面に変える。城下通り(府道55号)を城に向かって走り、法務局・労基署前で折り返し、道を戻って広小路通りに入る。以降は従来通りのコースを走る。コース変更によって変わった距離は、大江町二箇下の折り返し地点で調整する。
制限時間は昨年、5時間30分に短縮したが、6時間に戻し、より多くの人が完走できるようにする。
種目は、従来のマラソンやファンランに加え、フルマラソンを2人で継走(1区約21・5キロ、2区約20・7キロ)する「ペアリレーマラソン」、15歳以上(中学生を除く)が参加でき、10キロのコースを走る「チャレンジラン」の2種目を新たに追加する。
マラソンのエントリー期間は、先着500人限定で市民が先行エントリーできる「福知山市民枠」が5月28日~6月14日。通常エントリーが6月15日~9月30日。直前エントリーが11月1日~17日。チームエントリーが6月15日から9月30日まで。
ペアリレーマラソン(定員、100組200人)、チャレンジラン(同、1千人)、2キロ、3キロファンラン(同、500人)、ファンランペア(同、100組200人)はいずれも6月15日~9月30日まで。
申し込みは先着順で、インターネット、または市内のスポーツショップ、市役所内にある事務局で受け付ける。
マラソンの参加料は、福知山市民枠が1万円。参加者が最も多い通常エントリー、直前エントリーは、少しでも参加しやすいよう、運営費を切り詰めるなどもして、昨年より1千円下げて1万1千円にする。
そのほか、チームエントリーは10人で10万円。ペアリレーは1万6千円。チャレンジランが5千円。ファンランが2千円。ファンランペアが3千円とする。
写真(クリックで拡大)=新たに採用される、城に向かって走るコースの城下通り