大きなわらぞうりを木にさげ 夜久野で「コト」行事

2024年01月18日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町の山間に位置する金尾地区で14日、代々伝わる風習「コト(事)行事」が行われた。古いしきたりにならって、地元の公会堂で餅つきをしたり、地区の中心にある桜の大木に手作りの「つくりもの」をつり下げたりして、今年一年間の厄除けと豊作、健康を祈願した。

 コト行事は、農事や祭事の始まりを祝う行事で、『夜久野町史』や地域の人たちによると、夜久野では戦前、ほとんどの地区で行われていた。

 金尾は人口が11世帯20人ほどに減ったいまも、昔に近い形で守り続けている。結婚や新築など祝い事があった家を会場に、男性のみで催すのが習わしだったが、20年ほど前から会場を公会堂に移し、地元の女性も参加している。

 今回は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となり、地区出身者も集い32人が参加。公会堂では、もち米20キロを蒸して、きねと臼で餅つき。白大豆を石臼で粗くひいてまぶしたり、ダイコンおろしをつけたりして味わった。

 つくりものは70~80代の男性4人が共同作業場で、稲わらなどを使って手作り。小さなきねと臼、十三膳の箸を付けた宝舟や、半分までしか完成させない80センチ四方の大きなわらぞうりと豆ぞうりを4メートルほどのひもでつなげ、桜の大木につり下げた。

 村田義昭自治会長(72)は「地域外に出ている人もきょうは帰ってくれました。これだけ地区で人が集まるのも4年ぶりなので、にぎやかで楽しかった。60代が地区の若手で、高齢化が進んでいますが、伝統行事は毎年絶やさずに続けていきたい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=つくりものをつり下げた

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