冬の高速道を安全に ネクスコの除雪車出陣
2023年11月16日 のニュース
高速道路の雪氷対策期間が開始されるのを前に、西日本高速道路(ネクスコ西日本)関西支社は16日、京都府福知山市長田野町の福知山高速道路事務所で、安全祈願祭をした。約50人が出席し、作業員や高速道利用者の無事故を祈り、連携して安全確保に取り組む-という決意を新たにした。
舞鶴若狭自動車道の兵庫県・三田西IC(インターチェンジ)~福井県・小浜IC間の約120キロが管轄で、今季は20日から来年4月5日までが対策期間。除雪車やロータリー車など33台を配備し、除雪や凍結防止剤の散布といった作業を関係機関と行う。
関西支社の安達雅人支社長は「昨年度は10年に一度の大寒波に見舞われ、高速道路も多大な影響を受け、雪氷対策作業の大切さを再認識しました。今季の降雪量は少ないと予想されていますが、集中的な降雪が発生する可能性があり、関係機関と一体となって対策をしていきたい」とあいさつした。
引き続き神職が作業員と車両の無事を祈願し、出陣式も行われた。また、同事務所が主催する「働く車見学会」もあり、市内の惇明、雀部、三和各小学校の児童が、除雪車やリフト車などを見て回り、記念撮影をした。
昨季の作業実績は61日間。大雪の影響で、今年1月26日には小浜IC~春日IC間が通行止めになった。
写真(クリックで拡大)=作業の安全などを祈願した(16日午前9時30分ごろ)