刻一刻と姿変える大江山の雲海 鬼嶽稲荷の眼下に広がる

2023年10月01日 のニュース

 丹後天橋立大江山国定公園の一角にあり、鬼退治伝説で知られる京都府福知山市大江町の大江山連峰で、雲海が出始めた。30日早朝、大江山(千丈ケ嶽)8合目に当たる同町北原の鬼嶽稲荷神社では、アマチュアカメラマンたちが訪れ、雲が海のように広がる幻想的な風景を撮影した。

 雲海は放射冷却の影響で、空気中の水分が霧となり、盆地や谷などに発生する。昼夜の寒暖差が大きく、無風の時に見ることが出来る。

 鬼嶽稲荷では、まだ暗いうちから、乳白色の霧が立ち込め、眼下の山をすっぽりと覆った。午前6時ごろに遠くの山の頂から朝日が昇ると、雲海がオレンジ色に輝き、山々が海に浮かぶ島のようになった。

 約10人が訪れ、刻一刻と変わる自然の情景をカメラに収め、絶景を楽しんでいた。

 岡ノ二町の会社員、足立大悟さん(25)は昨年から鬼嶽稲荷で雲海の撮影を始めた。「今季は初めての撮影で、自分なりに納得のいく写真が撮れました。雲海は魅力的で、このあとも何回か来て、更に良い写真を撮りたい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=朝日を受け、オレンジ色に輝く雲海

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