「夏の思い出づくり」柔道教室に通う子どもらが醍醐寺で心身鍛錬 

2023年08月23日 のニュース

 京都府福知山市の福知山柔道教室(友田佳孝監督)は19、20両日、猪崎の醍醐寺で夏合宿を行った。4歳から中学3年生までの20人ほどが、早朝から本堂で座禅体験をしたり、境内につながる階段でダッシュをしたりして身も心も鍛えた。

 一常宗観住職が、親交のあった同教室の指導者から、「夏の思い出づくりとして寺で合宿ができないか」と相談を受け、同寺はかつて林間学校として子どもたちが寝泊まりしていたことがあったため、快諾した。

 教室生たちは19日、寺近くの市武道館で立ち技を中心に4時間ほど練習したあと、市内の温泉で汗を流し、寺へ移動。保護者が作ったカレーを食べて、花火を楽しんだ。

 書院で寝泊まりし、20日は午前5時30分に起床。読経や縁側のぞうきんかけをしたあと、本堂で座禅体験。一常住職から、心の中でゆっくりと呼吸の回数を数えること、猫背にならないよう姿勢を伸ばすこと、目を見開くこと―などのポイントを教わった。

 教室生は少し緊張した面持ちで、足を組んで座り、座禅に挑戦。一常住職が警策を持って、集中して姿勢が保たれているかなどを見回るなか、じっと5分間耐え、時間がくると、子たちは「やっと終わった」などと緊張から解き放たれた。

 一常住職から感想を問われ、「頭の中が真っ白になった」「同じポーズをしていると、悩みや雑念が無くなった」などと話していた。

 主将の廣瀬龍人君=遷喬小学校6年=は「座禅は初めてで、心がざわざわしたような感じでした。合宿の成果を生かして黒帯を取りたいです」と目標を立てていた。


写真(クリックで拡大)=座禅体験をする福知山柔道教室の教室生たち

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