米の高校生バンドが京都府立工業でジャズ共演

2023年06月16日 のニュース

 米国マサチューセッツ州の中高一貫校グロトンスクールの高校生によるジャズバンドが15日、福知山市石原、京都府立工業高校を訪れ、同校吹奏楽部「マンボウ・ジャズ・バンド」と共演した。演奏を通じて交流を深めた。

 訪れたのはグロトン校で音楽の授業を履修し、ジャズバンド「ソウルソース」に所属する25人。バンドは3年ごとに、外国での演奏旅行に出掛けている。今回は日本が訪問地で、13日に来日。25日まで滞在し、広島県や東京都内などで現地のジャズバンドと演奏する予定。府立工へは日本学校ジャズ教育協会の紹介を受けて来校したもので、来日後で初の共演となった。

 交流会は第一体育館であり、最初に対面式をして、グロトンスクールからは同校のペナント、府立工からは生徒が実習で使っている工作機械で両校の校名を飾り刻んだアクリルプレートを贈った。

 このあとソウルソースの21人が、「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」などを演奏。マンボウは2、3年生23人が「シング・シング・シング」などを披露した。

 両バンドのメンバーたちは互いのステージを鑑賞。熱い演奏をたたえ、大きな拍手と声援を送り合った。

 最後の共演では、「アイ・ガット・リズム」など2曲を演奏。音合わせは少ししただけだったが、息の合ったアンサンブルを聴かせた。

 高校2年生で、アルトサックス奏者、アナベル・バーナードさん(16)は「マンボウ・ジャズ・バンドの演奏はアメイジング(すばらしい)。私たちよりうまい。貴重な経験ができました。また共演したいです」と話していた。

 3年生のトランペット奏者で、マンボウ部長の興梠隼明さん(17)は「ソウルソースの演奏はノリが良く、ジャズの勉強になりました。言葉が通じなくても音楽を通じて国際交流をすることができました」と喜んでいた。

 

写真(クリックで拡大)=共演では互いにソロも披露した

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