卓球・小学生以下の日本代表入り 大正小4年細見遼佑君、全国4人の狭き門突破  

2023年05月17日 のニュース

 京都府福知山市本堀の細見遼佑君(大正小学校4年)が、小学生以下の日本代表「ホープスナショナルチーム」のメンバーに選ばれた。3、4年男子では、全国から4人のみ選出の狭き門。1年以上にわたり、毎日練習や遠征をして実力を伸ばし、自信をつけて選考合宿に臨んだことが、結果に結びついた。

 細見君は、綾部市にある企業、F・Eサービスのスポーツ事業部が運営する卓球クラブ「PPC綾部」に、5歳から所属。3歳上の兄・恭佑君と福知山から通って練習し、これまでに全国大会で16強入りしたこともある。将来を有望視される存在となっている。

 ナショナルチームのメンバーに選ばれるには、全国トップ選手が集う「選手選考合宿」の総当たり戦で、上位入賞する必要がある。細見君は、府内と近畿地区予選などを昨年勝ち抜き、4月5日~7日に福岡県であった全国の選考合宿へ駒を進めた。

 総当たり戦には15人が参加した。4戦を終えた段階で、細見君は1勝3敗と負けが先行したものの、コーチや父の励ましを受け、「絶対にナショナルチーム入りするんだ」と気持ちを切り替え、9連勝。最終成績は10勝4敗で終えた。

 順位は4位だったが、握力や柔軟性、瞬発力などを競う体力テスト、国語と算数の学力テストで上位に。総合的な評価で1位に輝き、総当たり戦上位2人とともに選出が決まった。もう一人は後日選ばれる。

 「総当たり戦が4位で、無理かもしれないと思っていたので、選出が分かったときは、とてもうれしかったです」と笑顔。在籍期間は1年間で、来年3月までに4回の代表合宿があるといい、「弱点のバックを強化するなど、もっと力を付けたい」と意気込む。

 今後の目標は、「7月の全農杯全日本卓球選手権大会で、3位以内に入り、ゆくゆくは国際大会にも出場したい」といい、「支えてくれている家族、コーチやチームメートへの感謝を忘れず、これからもがんばりたいです」と話していた。

写真=小学生以下の日本代表に選ばれた細見君

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