新人9人が当選、現職4人が涙 福知山市議選
2023年04月24日 のニュース
統一地方選後半の京都府福知山市議会議員選挙は23日、投・開票が行われ、新議員24人が決まった。定数24を29人で争う激戦を制したのは現職14人、元職1人、新人9人。現職4人と新人1人が涙を飲んだ。投票率は50・79%で過去最低だった。
各候補者は、人口減少対策や子育て支援、高齢でも住みやすい地域づくり、市民と向き合う姿勢などを争点に、16日から7日間の選挙戦を繰り広げた。
党派別では自民1人、日本維新の会1人、公明3人、共産3人、地域政党市民の声1人、無所属15人が当選した。維新が初めての議席を獲得し、共産党は5議席を維持できず3議席となった。
女性は3人のままだが、うち2人が新人となった。中学校区別では南陵5人、桃映と日新各4人、六人部3人、成和と三和、大江各2人、川口と夜久野各1人。
■30代、40代増え、平均年齢59歳に
年代別では30代後半3人、40代3人、50代1人、60代14人、70代前半が3人で平均年齢は59・3歳。前回選の当選者決定時の62歳から3歳ほど若返った。トップ当選は前回に続き最年少、無所属の小松遼太さん(37)。1842票を獲得した。
「若い力が必要とされていることを感じます。全世代のチャレンジを応援できる議員になりたい」と気を引き締める小松さん。初当選以来この4年間、「子育て世代、若者世代の声を届けたい」と奮闘してきた。しかし、30代の若手議員は1人だったこともあり、思うようにいかないこともあった。「当選は、若い世代に『頑張れ』と票を託していただいたみなさんのおかげです。今回は多くの若い候補者が当選したこともあり、若い力で地域が活性化できるよう、この4年間で形にしていきたい」と意欲を見せた。