時代ごとに違う表情のおひなさま 市治水記念館
2023年02月26日 のニュース

京都府福知山市下柳町の市治水記念館2階で、「町家でおひなさま展」が開かれている。江戸から平成までのひな人形が並び、来館者たちが時代ごとに違う人形の表情などを見て楽しんでいる。3月21日まで。
3月3日の桃の節句に合わせた企画で、下柳町と隣接の菱屋町の住民でつくる柳菱クラブの協力を得て開催している。
豪華な段飾りや男びな、女びななどを展示。なかには約200年前の江戸時代から伝わるものもある。座った姿の高さは約30センチ、顔は陶器で作られ、ふっくらとしている。地域住民からの寄贈品で、ほかに住民から借りた江戸時代の男びな、女びな2対も並ぶ。
平成の7段飾りは市内の人形店で販売されていた豪華な品で、道具に螺鈿細工などが施されている。
記念館では「人形の顔は昔のものは下膨れですが、平成の人形はシャープになっている。こうした違いも見てもらえれば」と話している。
土、日曜、祝日限定で、つるしびなを折り紙で作る体験コーナーもある。開館時間は午前9時から午後5時(入館は同4時30分)まで。月、火曜休館。入館無料。
写真=男びな、女びなや段飾りなどを展示している