早朝から節分の恵方巻き作り 里の駅みたけ
2023年02月03日 のニュース
きょう3日は節分。京都府福知山市の山間部、一ノ宮にある里の駅みたけでは、早朝から恵方巻き作りに追われた。酢飯やニンジン、かんぴょうなど6種類の具材をのりで巻き、予約を受けた約420本を仕上げた。
加工部の女性たちが約20年前から手作りしていて、三岳地区を中心に地区外からも多くの注文を受ける。今年は地元の米2斗6升(39キロ)を準備。前日に具材の下処理などをした。
けさは午前4時30分ごろから三岳会館に6人が集まって作業。エプロン姿の女性たちは、巻きすの上にのりを敷き、具材を乗せたあと慣れた手つきで丁寧に巻いていった。
加工部長の正木和子さん(75)は「昔ながらの恵方巻きで、おいしいと評判です。みなさんの喜ぶ顔を思い浮かべながら一本一本巻きました。みなさんに福が訪れますように」と話していた。
恵方巻きは、夜に恵方に向いて食べると福を呼ぶという節分の日の風習で、今年の恵方は南南東。
写真=恵方巻きを仕上げる女性たち(3日午前9時15分ごろ)