大江駅にタヌキのお客さん 雨にぬれて、ぶるぶる
2023年01月18日 のニュース
京都府福知山市大江町河守中央の京都丹後鉄道大江駅舎内に、野生のタヌキが現れた。人が近付いても怖がらない、思わぬ“珍客”に、駅の関係者も目を細め、去っていくまで見守った。
タヌキが現れたのは15日午前11時30分ごろ。駅の売店で働く大江観光の職員、鈴木海峰さん(28)が女性客としゃべっていたところ、その客が売店からホームへと続く通路にいる1匹のタヌキを見つけた。
タヌキはドアの向こう側にいて、女性客が確認すると、すぐに姿を消したが、再びドアの近くに現れた。
タヌキは体長60センチほどで、雨にぬれ、ぶるぶると震えていて、売店のほうをのぞき、中に入りたそうにしていたという。
鈴木さんが写真を撮ったあと、しばらくして姿を消した。東京都府中市出身の鈴木さんは「タヌキに遭遇したことはありますが、こんなに近くで見たのは初めて。立ち上がってドアをひっかくしぐさも見せ、手招きしているようで、とてもかわいかった」と話している。
写真=ドアの向こうから中をのぞくタヌキ(鈴木さん撮影)