「万願寺甘とう」6年連続で販売額更新 4億2500万円超える

2022年12月16日 のニュース

 福知山市などJA京都にのくに管内の中丹3市で栽培されている京のブランド産品「万願寺甘とう」の販売額が、今年度は4億2594万円となり、6年連続で過去最高額を更新した。全体の出荷量は551トンで、平均単価は1キロあたり772円だった。

 夏の京野菜を代表する逸品として知られ、大型肉厚で辛みはなく、甘みと独特の風味があって人気が高い。福知山市内では今年度、214トンを出荷。販売額は1億6368万円で、昨年度より1千万円ほど伸びた。

 特に新規就農者が多く移り住み、若手就農者の収穫量も増えている三和町で、販売額が初めて1億円を突破。昨年度比で1300万円ほど増えた。出荷量も135トンと、全体の4分の1近くを占めていて、活気があるという。

 全体の販売額をみると、昨年度より946万円増加。以前から万願寺甘とうの商品を提供するうどんチェーン店、コンビニ店で、これまでより長い期間、販売してもらえたことが、大きく影響した。

 JA京都にのくには「既存の作付面積を拡大していくほか、新規就農者のさらなる確保、新しい栽培技術の導入による技術革新などで、今後も生産量の増加をめざしていきたい」としている。

生産者大会を開催し 今後の発展誓い合う

 JA京都にのくに万願寺甘とう部会協議会(添田潤会長)とJA京都にのくに(迫沼満壽組合長)は14日、同協議会が11月の農林水産祭で内閣総理大臣賞を受賞したことを記念し、綾部市内で生産者大会を開いた。

 添田会長が、集まった生産者ら約80人に受賞を報告。喜びを分かち合うとともに、今後の目標などを共有し、さらなる発展に向け、連携して取り組みを進めることを誓い合った。

写真上=万願寺甘とうを収穫する三和町の新規就農者
写真下=添田会長が内閣総理大臣賞の受賞を報告した

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。