動物園周囲の狭い道路を整備 市が検討
2022年12月13日 のニュース

京都府福知山市は、来年度から猪崎の三段池ラビハウス動物園につながる道路の整備を始めることを検討している。12日に開かれた市議会12月定例会一般質問の中で、議員の質問に大橋一夫市長らが答えた。
動物園周辺の道路は地元農区が管理する農道などで、道路幅の狭さもあって一般車両の乗り入れは制限されている。園北側に体の不自由な人らが使う駐車場はあるが、そのほかの来園者は数百メートル離れた三段池公園の各駐車場から高低差のある園路を歩くしかなく、市が道路整備の検討を進めていた。
進捗状況を問う質疑に対し、大橋市長は「三段池公園第7駐車場南側の市道醍醐寺線から、動物園北側の駐車場までの道路を拡幅する。現在の駐車場も一般利用ができるよう、一緒に整備をする。事業採択に向けて調整を進めている」と答えた。
さらに、建設交通部長が「道路は2027年度の完成を目指していきたい。駐車場もこの期間内に整備することを考えている」と答弁。開園から44年が経過して老朽化が進む動物園施設の整備にも触れ、「柵の再塗装や樹木のせんてい、伐採で明るい環境づくりを進め、多目的トイレ、授乳室の設置などで、利用者の満足度向上を図っていきたい」とした。
写真=動物園につながる道路整備の検討が進んでいる