京都市消防ヘリと北部消防本部が三和で合同訓練
2022年11月29日 のニュース

京都府北部の各消防本部と京都市消防航空隊による合同訓練が28日、福知山市三和町千束の井ノ奥公園で行われた。負傷者の救助と林野火災の消火訓練があり、京都市から消防ヘリコプター1機がやってきて実施。有事に備えて、連携態勢などを確認した。
府内では、京都市消防局のみがヘリを保有していて、府全体での活用を進めようと、昨年から北部と南部で年1回の訓練をしている。昨年は、北部では京丹後市で取り組まれた。
今回は、府北部にある6つの消防本部などから25人、航空隊から13人の計38人が参加。登山者が負傷した設定の救助訓練では、斜面に倒れた人(人形)を救助担架に乗せ、上空で待機するヘリにワイヤで引き上げて、搬送した。
航空隊員から「空中で停止飛行するのは、とても難しい操作が求められ、この際にはヘリへの無線連絡は極力控えてほしい」などと説明を受け、隊員たちは熱心に訓練の様子を見学した。
また林野火災の消火訓練では、空中用消火バケツで池から給水し、ヘリで山に散水。このあと福知山市消防本部まで飛行し、燃料の補給訓練にも取り組んだ。
写真=ヘリで負傷者を救助する訓練をした