福知山マラソン控え ボランティアが救命講習
2022年11月21日 のニュース

福知山マラソンの開催を23日に控え、大会実行委員会は19日、京都府福知山市東羽合の市消防防災センターで大会ボランティアを対象にした市民救命士養成講座を開いた。受講者たちは福知山消防署員から胸骨圧迫の方法などを聞き、大会でランナーが倒れるなどしたときのために備えた。
大会前に福知山消防署と協力して開いている恒例の講習で、救急隊が到着するまでの間、ランナーらの命をつなげる態勢を整えようと実施している。
今年受講したのは9人。新型コロナウイルス感染症の影響で、大人の場合は基本的には人工呼吸はせず、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)だけで対応すること、傷病者の口や鼻にハンカチをかぶせるなど、従来と対応が変更されている点なども確認。指導者の指示に従いながら、実技にも取り組んだ。
参加した43歳の男性は「ボランティアで少しでも力になりたいと思って参加しました。いざというときはしっかりと対応できるようにしたい」と気を引き締めていた。
写真=胸骨圧迫について教わる受講者たち