竜王戦で対局の2人を子どもたちが福知山城でお出迎え
2022年11月08日 のニュース

竜王戦福知山城対局前日の7日午後、タイトルの初防衛に臨む藤井聡太竜王(20)と挑戦者の広瀬章人八段(35)が対局室や駒盤などの確認のため、福知山城を訪れた。関連イベントの「こども竜王戦」に出場する子どもたち20人が、本丸広場で2人を出迎え、記念撮影や質問をして交流した。
子どもたちは「小学生の頃どんな遊びをしていましたか」「好きな囲いは何ですか」と質問。藤井竜王は「友だちと外遊びをしていました。相手に合わせて囲いを考えています」と答え、広瀬八段は「テレビゲームに没頭していた頃があります。穴熊という囲いには思い入れがあります」と話した。
昭和小1年の土佐考平君は「2人とも大好きなので会えてうれしかったです。2人みたいに強くなりたい」と目を輝かせていた。
■福知山で将棋する子にエール■
2人は報道陣の囲み取材に応じた。4年前の竜王戦以降、将棋熱が高まっている福知山の子どもたちに向け、藤井竜王は「将棋をする人が増えてとてもうれしい。楽しみながら将棋を続けてほしいと思う」、広瀬八段は「プロ棋士が誕生してほしい。頑張ってください」とエールを送った。
また厚生会館で開かれた前夜祭では、集まった市民380人を前に、対局への決意を述べた。
写真=子どもたちと記念撮影をする広瀬八段(中央左)と藤井竜王