消防団員不足し3分団で1チームを編成 北部合同訓練で連携深める
2022年11月07日 のニュース

京都府福知山市の市消防団北部ブロック6分団合同秋季訓練が6日、坂浦の北陵コミセングラウンド一帯であった。団員不足対策で、隣接する3分団がワンチームで出動する態勢を組んでおり、実践想定訓練を通して連携を確認した。
北部ブロックは、下川、上川、金谷、三岳、金山、雲原の6分団で構成する。以前は火災があれば単独の分団で出動していたが、過疎高齢化による団員不足や日中勤務者の増加で出動態勢が整わなくなり、2020年度から3分団での出動態勢をとっている。
合同訓練は山林火災を消す先発隊として現場に近い下川、金山、雲原のAチーム、延焼防止の後発隊として上川、金谷、三岳のBチームが出動。複数のポンプ車をつなぐ中継放水、無線による指揮系統などで効果的な動作を確認した。
見学を含め128人が参加。訓練総指揮を執った金山分団長の牧厚行さんは「一緒に出動する団員同士の顔つなぎをして、意識も共有するためには訓練が必要。課題を洗い出してさらに連携強化をしたい」と話していた。
写真=中継放水のために消防ホースを担いで走る団員