高齢者が高額電子マネー 詐欺防いだコンビニに感謝状

2022年10月22日 のニュース

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、福知山市前田のセブンイレブン福知山前田店が、京都府警察特殊詐欺総合対策統括官の感謝状を受けた。20日に福知山署で贈呈式があり、オーナーの藤野剛三さん(41)が、小林明彦署長から受け取った。

 同署によると、80代の高齢者が自宅でパソコンを操作している際、ウイルス感染のメッセージが画面に表示された。そこに記載してあった連絡先に電話すると、ウイルスを除去するため、電子マネーカードを購入するよう、男から促されたという。

 これを信じた高齢者は、9月23日午後11時ごろ、福知山前田店に来店。3万円分を購入しようとしたが、高齢者が高額な電子マネーカードを買おうとしていることを不審に思い、藤野修久店長(40)とスタッフが声をかけ、事情を聴いたという。

 購入理由がウイルス除去のためだと分かり、特殊詐欺と確信して福知山署に通報した。男性は当初、男の言葉を信じていたが、粘り強く説得することで、だまされていたことを理解し、被害に遭わずに済んだ。

 店を代表して贈呈式に出席したオーナーの藤野さんは「高齢者が被害に遭わずに済み、本当に良かったと思っています。今後も、同じようなケースがあった場合、積極的に声かけをして、被害を防いでいきたい」と話していた。

 

写真=感謝状を受けるオーナーの藤野さん

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