福知山城近くの御藪で、ボランティアが遊歩道ふさぐ竹を撤去
2022年10月13日 のニュース

京都府福知山市、福知山城近くの由良川左岸に茂る蛇ケ端御藪で、福知山環境会議(田倉徹也代表)が9日、3年ぶりの竹林整備に取り組んだ。市民ボランティアら14人が参加。倒れて遊歩道をふさいでいた竹の撤去や運び出しなどに汗を流した。
お城から音無瀬橋にかけての御藪はかつて、地元の子どもたちの遊び場として親しまれてきた。環境会議では2016年から、豊かな自然を大切にしようと、ボランティアを募って2、3カ月に一度、整備活動に取り組んできたが、新型コロナウイルスの影響で近年は活動ができていなかった。
竹林には幅3メートルほどの遊歩道が整備されているものの、竹が生い茂ってわかりづらくなっていたため、環境会議のメンバーが小型のチェーンソーで伐採し、ボランティアたちが外へと運び出した。入り口周辺の草刈りなども分担して取り組んだ。
福知山城を桜の名所にする活動に取り組む「お城に花を咲かせよう会」(吉田博会長)のメンバーが多く参加。切り出した竹を活用して、城周辺の桜に柵を作る計画をしているという。
咲かせよう会の谷口知弘さん(58)=長町=は「福知山を良いまちにしたいという趣旨に賛同し、初めて参加しました。少し竹を除去するだけできれいになっていくので、やりがいがあります。遊歩道を歩けるようにしたい」と話していた。
写真=竹林整備をする参加者