夏休みの宿題大詰め 三段池の「名前を調べる会」に多くの親子
2022年08月24日 のニュース

京都府福知山市猪崎、三段池公園内にある市児童科学館(桐村嘉郎館長)で、「採集物の名前を調べる会~夏休みなんでも相談」が21日に開かれた。夏休み中の親子連れらが訪れ、市自然科学協力員会の会員に、持ち込んだ化石の種類などを教わった。
自然や科学に関心を持つ機会にと、毎年開催している。化石や植物、昆虫などの分野に詳しい協力員10人が待機し、子どもたちが来るのを待った。イベントのことを知り、京都市から化石を持って訪れる親子もいた。
京都市の親子は、神田基伸さん(50)と小学4年の篤昌君。篤昌君は、化石発掘が好きだといい、岐阜県瑞浪市の川の護岸などで、許可を得て採取した貝、植物の化石をたくさん持参し、名前を調べてもらった。
巻き貝のツメタガイ、二枚貝のイタヤガイ、名前は分からなかったが、広葉樹の葉もあった。また「化石にニスを塗ると、葉の繊維や貝の形などが分かりやすくなるよ」と、家庭で展示する際のアドバイスも受けた。
篤昌君は「貝の名前が分かって、うれしかったです。これからも化石をもっと集めていきたいです」と喜んでいた。
写真=化石の種類を一緒に調べた