三段池動物園でサルたちに果物入り氷のプレゼント

2022年08月01日 のニュース

 ひんやり冷たくて気持ちいい-。京都府福知山市猪崎の市立三段池ラビハウス動物園(二本松俊邦園長)は31日、園のそばにある猿ケ島のニホンザルたちに果物入りの氷をプレゼントした。最高気温34・8度と厳しい暑さの中、33匹のサルたちが氷にかじりつき、キンキンに冷えた果物を出して食べて、ひと時の涼を楽しんだ。

 毎年恒例の企画。環境省と気象庁が連日、熱中症警戒アラートを発令するほど気温の高い日が続き、サルたちが元気に夏を乗り切れるようにと取り組んだ。氷は40リットル入りの発泡スチロール容器2個にバナナ、トウモロコシ、アボカド、ブドウなどを職員たちが詰め、約1週間かけて凍らせた。

 普段のエサではもらえないメロンなどのごちそうもあり、猿ケ島の中に運び込まれると、サルたちも興味津々。職員たちが食べやすいように氷を砕くと、すぐに集まって触ったり、固まりを抱きかかえて果物にかぶりついた。

 二本松園長(77)は「暑さには強いサルたちですが、今年は特別暑いので、役に立ったと思います。ゆっくり食べて涼んでほしい」と話していた。

 

  

写真=「この氷はあげないよ」

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