出水期を迎え排水ポンプ車を由良川下流部に配置 国交省福知山
2022年06月03日 のニュース

出水期(6月~10月)を迎え、国土交通省福知山河川国道事務所(犬丸潤所長)は、水害が発生しやすい由良川下流部の福知山市大江町公庄と舞鶴市志高に排水ポンプ車を2台ずつ配置した。道路が冠水して到着できない場合があるため、あらかじめ運んでおき、必要な地域で活動ができるように備える。
福知山事務所には計7台の排水ポンプ車が保管されており、2018年度から、出水期の対応として由良川下流域への「前進配置」をしている。公庄では仮設車庫に保管しておく。2台で毎分60トンの排水能力がある。
同事務所は「排水ポンプ車だけでは内水による浸水被害を完全に防ぐことはできません。住民のみなさんには、日頃の備えとともに、大雨の際は自治体の指示などに従った早めの避難をお願いします」と呼びかけている。
写真=公庄の仮設車庫に配置された排水ポンプ車