会員特典の充実を-カードを提示すると土産品が5%割引 福知山観光協会
2022年06月01日 のニュース
京都府福知山観光協会(芦田敦嗣会長)は今年度から、JR福知山駅の観光案内所、福知山城のおみやげ処で買い物をする時、会員カードを提示すると5%の割引が受けられる特典をつける。会員の獲得に向けた取り組みで、30日に福知山市土師のホテルロイヤルヒル福知山&スパで開かれた総会で内容を確認した。
同協会の2021年度の会員数は297人。20年度は311人だったが、新型コロナウイルスの影響などもあって減少傾向となったため、会員拡大事業として特典の充実を図る。
会員であれば、観光協会のホームページで、観光につながる店舗の商品販売やイベント情報などが期間限定で掲載できるようにするほか、これまで提供していた観光関連情報をさらに拡充する。
会員は年度ごとに募っており、年会費が法人・団体は1口5千円、個人は1口2千円。観光案内所の窓口で随時受け付けている。問い合わせは同協会、電話(22)2228へ。
総会では、芦田会長が「組織力、情報発信を強化していきたい。コロナで傷ついた市内の観光産業に元気を取り戻すことが一番の目標で、やることは多いですが、一つずつ着実に進んでいきたい」とあいさつ。
21年度は緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の影響で、観光案内所と福知山城のおみやげ処での土産などの販売額が、前年度の3分の1程度に減った。また、三和支部が3月31日で解消して本部に統合されたことが報告された。
今年度は、ホームページのリニューアルと電子決済への対応に伴う推奨土産品の販売強化▽福知山食べ歩きマップの作成▽将来の観光誘客にもつながる「福知山城への桜植樹事業」を推進していくことなどを確かめた。
役員の改選もあり、全員が留任となった。
写真=会員カードを提示すると土産品の割引が受けられる