「先輩は福知山の誇り」 共栄高校柔道部、千代栄の十両昇進に
2022年05月26日 のニュース

京都府福知山市出身の千代栄関(31)=九重部屋、本名・岸栄太=の新十両昇進が決まった。京都共栄高校柔道部で指導した柿原功二さん(45)には、新十両昇進の発表直後に連絡があったといい、「おめでとう、よく頑張ったねと、ねぎらいの言葉をかけました。これからもっと大変になると思うけど、ずっと応援するからなと伝えました」という。
「柔道部時代は、まじめで優しくて、誰からも慕われる人気者。何よりこつこつ努力するタイプだった」と柿原さん。「年齢的に体力とけがが心配ですが、これからもっと上をめざして、頑張ってほしい」と、今後の活躍にも期待している。

共栄柔道部3年の塩見皇怜君=南陵中出身=は「先輩は福知山の誇り。13年間めげずに続けて関取になられたことは、本当にすごいこと。諦めずに努力するところなど、自分も見習っていきたいです」と柔道部OBの活躍に、目を輝かせていた。
■福知山市長も喜びのコメント■
十両昇進の正式決定を受け、福知山市の大橋一夫市長は「市民を代表して心からお祝い申し上げます。今回の十両昇進は、入門から13年半にわたる努力と鍛錬が実を結んだものであり、市民に夢と希望を与えていただけるすばらしいもの。さらなる活躍を期待申し上げます」とのコメントを発表した。
写真上=柔道部時代に千代栄関が紹介されている記事を見て、懐かしむ柿原さん
写真下=OB千代栄の十両昇進を喜ぶ柔道部員たち