苦節13年「諦めず続けてよかった」 福知山出身・千代栄が十両昇進

2022年05月26日 のニュース

 福知山出身者で初の関取が誕生-。日本相撲協会は25日、東京都で七月場所(名古屋場所)の番付編成会議を開き、京都府福知山市出身の千代栄関(31)=九重部屋、本名・岸栄太=の新十両昇進が決まった。初土俵から13年半。「年齢的に限界かな、と思った時期もあったけど、諦めずに続けてきてよかった」と、喜びをかみしめている。

 京都共栄学園高校の柔道部出身。当時の監督だった柿原功二さん(45)から、「体格もいいし、角界入りするのはどうか」と勧められ、現九重親方(元大関・千代大海)の現役時代の活躍ぶりに憧れを抱いていたこともあり、九重部屋(当時の親方は元横綱・千代の富士)に入門した。

 幕下中位に定着する日々が長く続いた。2017年九月場所、19年七月場所、21年五月場所では、幕下1桁台まで上がったが、いずれも1勝6敗。十両目前ではじき返されてきた。そんな中でも、母の激励や親方の助言を胸に、関取を夢見て鍛錬を続けてきた。

 迎えた今年の五月場所。東幕下3枚目と、自己最高位での挑戦だった。初日は土がついたものの立て直し、4勝2敗で千秋楽。7勝7敗だった十両・貴健斗との勝負は、事実上の入れ替え戦。土俵際に追い込まれながらも、起死回生の突き落としで勝負を決め、大一番を制した。

 角界では、十両になって初めて「関取」と呼ばれ、幕下時代と待遇が大きく変わる。身長179・3センチ、体重158キロ。押し相撲の千代栄関は「十両昇進は悲願だったので、うれしいの一言に尽きます。番付が下がるたびに、年齢的に限界かなと考える時期もありましたが、諦めずに続けてきたからこそ、今があると思っています」とほほ笑む。

 今後について、「まずは七月場所で、勝ち越せるようにしたい。年はいっていますが、これからも活躍することで、福知山を盛り上げられるよう努力するので、引き続き応援をよろしくお願いします」と話している。

 

写真=新十両昇進を決めた千代栄関

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