育てたサケの稚魚を放流 三和学園の児童たち、音無瀬橋上流で
2022年03月17日 のニュース
京都府福知山市三和町千束、小中一貫教育校三和学園(川端那美代校長)の小学3年生11人が17日、市内の音無瀬橋上流の由良川右岸で、自分たちが育てたサケの稚魚99匹を放流した。
ふるさと三和の良いところや歴史などを学ぶ「三和創造学習」と社会科の授業の一環で、1月5日に由良川サケ環境保全実行委員会からサケの卵100粒を購入。水槽で孵化させ、温度管理に気を付けながら3、4センチの稚魚にまで育てた。
児童たちは猪崎の河川敷に出向き、発泡スチロールの箱に入れた稚魚をコップに移して、再び由良川へ帰ってくるようにと願いながら浅瀬からゆっくりと放った。稚魚はすぐに下流に向かって泳ぎ、姿を消した。
3年の西山永悟君は「育てる時に水温を計って計算していくのが大変でした。早く大きくなってこの川に戻ってきてほしい」と話していた。
写真=サケの稚魚をゆっくりと放す3年生たち(17日午前9時55分ごろ)