軍事侵攻に抗議、「平和を」と本堂をウクライナの国旗色に 寺町の3寺院

2022年03月04日 のニュース

 ロシアによるウクライナ侵攻が激化する中、京都府福知山市内の3カ寺が3日夜、ウクライナの国旗の色、青と黄色でライトアップされた。軍事侵攻に対する抗議と平和へのメッセージを込めた取り組みで、当分の間続ける。

 寺町の曹洞宗・正眼寺の住職で、照明のプロでもある四方正道さん(64)が、一刻も早く侵攻が終わり、平和な状況になるようにと計画。近くにある臨済宗南禅寺派・海眼寺(芝原三裕住職)、曹洞宗・久昌寺(森俊彦住職)にも呼びかけて始めた。

 四方住職が、所有する照明機器を3日午前中に各寺へ配置。正眼寺では100ワットのLED照明を5基使い、本堂を中心に照らしている。

 四方住職は「ウクライナではとても悲惨な状況になっています。ロシアにはすぐに侵攻をやめてほしい。巻き込まれているのは市民であり、平和な日々が再び送れるように願っています」と話している。

 ライトアップは3カ寺とも午後6時から10時まで。

 

写真=青と黄色のLED照明でライトアップされる正眼寺本堂

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