「愛される農家を目指して」新規就農めざす若者が三和町で研修スタート
2022年03月01日 のニュース

新規就農をめざして、都市部からの移住者2人が京都府福知山市三和町内の農地で、京の伝統野菜「万願寺甘とう」作りに挑戦する。府の支援制度「担い手養成実践農場」を活用し2024年2月までの2年間、地元の経験豊富な人から専門的な技術指導を受ける。
京都市出身の森口あおいさん(25)=三和町中出=と大阪市出身の佐藤尚弥さん(29)=同町芦渕=。24日に2会場に分けて同制度の開始式をして、府中丹西農業改良普及センターの佐藤隆司所長が、それぞれ承認書を手渡した。
森口さんは、京都市内の高校で農業系の学科を卒業していて、田舎で農業がしたいと、家族で三和町に移住。川合のお試し住宅に住んだあと、昨年秋から中出で、夫と幼い子ども2人の4人で暮らす。
開始式に出席した森口さんは、「将来はみんなに愛される農家をめざしたい。周りの人に支えられていることを忘れずに感謝の気持ちを大事に研修を受けて、しっかり学びたいです」と決意表明をした。
佐藤さんは昨夏から、万願寺甘とうの大規模栽培をする芦渕の株式会社Season(シーズン)でアルバイトをしていて、今回独立をめざして研修を受ける。
写真=佐藤所長(右)から承認書を受けた森口さん