根気の作業 11万冊を確認、蔵書点検【市立図書館中央館】
2022年02月17日 のニュース
京都府福知山市駅前町の市立図書館中央館(山路智子館長)で、職員28人が蔵書点検に取り組んでいる。14日から18日までの5日間で、この期間中は休館。館内では職員たちが、本棚などに並ぶ11万810冊を1冊ずつ手に取り、正しい場所に並んでいるかなどを確認している。
蔵書点検では職員たちが携帯式のバーコードリーダーを持ち、本の表紙などに貼り付けられたバーコードを読み取る。読み取ったデータはパソコンに保存している蔵書データと照らし合わせ、利用者が困らないよう、無くなった本がないか、正しい場所にあるかを調べる。
本棚の上から下まで、延々と1冊ずつ取り出していく作業は根気がいり、高い場所にある本や重たい本を何度も手にするため体力が必要な作業だが、職員たちは「利用しやすい図書館にするため、必要な作業」と手を動かす。本が無くなっていた場合は、本棚の後ろに落ちていたりすることがあるため、館内をくまなく探すこともある。
職員の中嶋善彦さん(42)は「しっかりと点検し、利用される方が気持ちの良い図書館にしたい」と話していた。
大江、三和、夜久野の3分館では23、24両日に蔵書点検をする。
写真=本に貼り付けられたバーコードを読み取る