「ほくほくしておいしい」京野菜のエビイモ 福知山産を学校給食に
2022年01月24日 のニュース

京都府福知山市立小中学校の給食に、京のブランド野菜、エビイモを使ったメニューがこのほど初登場した。エビイモは福知山産で、児童、生徒たちは、ほくほくとした食感を楽しんだ。
エビイモはサトイモの一種で、模様や形がエビに似ていることからこの名が付いた。育てるのに手間がかかるため、高級食材となっていいる。
府中丹西農業改良センターではエビイモのPRと食育のため、給食のメニューにしてもらえるよう、市学校給食センターに依頼。給食センターは子どもたちがエビイモを知る機会にと使用を決めた。
メニューは、市学校給食会が考案。細かく切ったエビイモと白玉団子、鶏肉、ホウレンソウなどを入れた雑煮で、同じ京のブランド野菜、金時ニンジンを使ったなますなどもあった。
石原の遷喬小(山口明日子校長、373人)では、校内放送で放送委員がエビイモと金時ニンジンを紹介。エビイモについては「府内産はほとんどが料亭などで使われるため、食べる機会が少ないです」などと説明した。
児童たちはエビイモの入った雑煮をゆっくりと味わい、おかわりする子もいた。6年の高橋優心君は「エビイモを食べるのは初めてですが、軟らかくておいしかった。また他の料理でも食べてみたい」と話していた。
写真=エビイモが入った雑煮を味わう児童たち(遷喬小で)