「鬼の巣」に大きな鬼の足跡 大江作業所のショップに公立大生が描く

2021年12月21日 のニュース

 鬼伝説のまち、京都府福知山市大江町二俣の障害者福祉施設・大江作業所が大江町三河の国道175号沿いで運営するセレクトショップ「ONI-NORTH(鬼の巣)」に向かう道に、長さ2メートル前後の大きな“鬼の足跡”がついている。作業所の依頼を受けた福知山公立大学のボランティアサークルが描いた。

鬼の巣では、地元産の野菜、作業所の製品などを販売している。いつでも気軽に寄ってもらい、子どもたちの遊び場にもなるなど、人が集う場所にするのが目標だが、国道からは店の存在が分かりにくく、どんな店なのかも伝わりにくかった。

このため、目につきやすくして集客を図りたいと今年夏、作業所職員が公立大に相談。ボランティアサークルGACに絵を描いてもらうことになった。

担当する地域経営学科2年の伊藤沙也伽代表と上口貴子さん、同4年の井坂彩乃さん、医療福祉経営学科2年の圷彩水さんは、9月に店を見たり写真を撮ったりし、どういった絵を描くかを検討。鬼をモチーフにすることにした。

11月25日から現地での作業を始め、客を誘導する白いラインを店の前に引いた。12月9日には国道175号沿いの駐車場から店へ続く坂道に赤色で大きな足跡を5つ描き、16日には伊藤さんと上口さんが訪れ、小雨が降り寒い中、前回描いた足跡の補正作業などをした。

年内はこれで終え、来年春までに建物の壁面にも描く予定。

伊藤さんらは「来店される方ら多くのみなさんに喜んでいただけて良かった」とほほ笑む。職員は「とてもかわいく描かれています。場所が分かりやすくなり、面白いと話題になって多くの方に来ていただくきっかけになればうれしい」と喜んでいる。

ショップの営業時間は午前10時から午後5時まで。土、日、祝日は休み。


写真=鬼の足跡を描く伊藤さん(右)と上口さん

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