寒さにブルッ 氷はキラッ 氷点下の福知山
2021年12月15日 のニュース

福知山市の15日は厳しい寒さで始まった。山に朝霧がかかり、植物や家の屋根には霜が降りた。通勤、通学でまちを歩く人は厚手の服を着込んだ真冬のいでたち。福知山地方の最低気温は1月下旬並みの氷点下0・7度(午前5時07分)で、平年より2・5度低く、今季最低を記録した。
市街地の広範囲で植物に霜が降り、猪崎の由良川河川敷では一帯の草が氷の結晶をまとって肌寒そうに輝いた。フロントガラスが凍った自動車も見られた。
京都地方気象台によると、府北部では16日以降は天気が崩れ、週末には雪の予報も出ている。

厚中問屋町の写真愛好家、大地洋次郎さん(80)は15日朝、虹色に輝く氷の写真を撮った。庭のガラス板へ前日に水をかけておいたところ、氷が張っていた。
大地さんは「今年は秋に暖かい日が続いていたので、年内に氷は張らないかもと思っていました。本格的な冬が来たなと感じます」と話している。
写真上=霜で真っ白になった河川敷の草(15日午前8時10分ごろ、猪崎の由良川河川敷で)
写真下=虹色に輝く氷(大地さん撮影)