陸自で最も苛酷な訓練乗り越え、14人にレンジャー徽章 福知山駐屯地
2021年12月03日 のニュース

京都府福知山市の陸上自衛隊福知山駐屯地(小野田宏樹司令)で、レンジャー養成訓練の帰還式がこのほどあった。陸自で最も過酷とされる訓練を乗り越えた21歳から30歳までの隊員14人が、栄誉のレンジャー徽章を授かり、気持ちを新たにした。
隊員は8月30日から訓練に入り、山中にこもるなどして自らの体力と精神を突き詰めてきた。最後は限られた水と食料、30キロ以上の装備を背負って丹後半島を出発。途中、想定された任務をこなしながら福知山駐屯地までの、道無き山中約90キロを4夜5日で歩き抜いた。
隊員たちが姿を見せると、家族らが「お帰り!」と声をかけ拍手で迎え入れた。小野田司令から一人ずつレンジャー徽章を受け取り、「不屈の精神で、レンジャー隊員として頑張っていきます」などと決意表明をした。
写真=小野田司令(左)からレンジャー徽章を授かる隊員