老人会の活動資金にとギンナン販売 20年前に植樹した牧の並木で収穫
2021年10月21日 のニュース

京都府福知山市の農村部、牧の老人会・牧長寿会(菊田盛夫会長)が、会の活動資金源にしようと、地区内にあるイチョウ並木で収穫したギンナンを販売する準備を進めている。緊急事態宣言など新型コロナウイルスの影響で、長く停滞していた会の活動再開の弾みになれば-との思いもある。
イチョウは20年ほど前に植樹したもので、ギンナンの販売構想は以前からあったが、実現には至っていなかった。
今年は大粒のものがいっぱいで豊作だった。収穫したギンナンは20リットルバケツ6杯分で、このほど会の役員6人が用水路でもみ洗いをし、実と種を分けた。種の回りのぬめりを取り除き、乾燥させて完成。パックに詰めて、勅使の「あまづキッチン」で土、日曜日に開催される地元朝市に23日から並べる予定にしている。
菊田会長(87)は「これからまた元気に活動していきたい」と話していた。
写真=収穫したギンナンをもみ洗い