宣言解除後初の週末 福知山城などに多くの家族連れ
2021年10月04日 のニュース

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言などが解除されて最初の週末となった2、3両日、京都府福知山市内の観光施設などには家族連れらの姿が戻った。10月から再開した福知山城天守閣(横山晋館長)では2日に287人、3日に483人が入館し、展示や周囲の散策などを楽しんだ。
市内では、公共施設の利用制限がすべて解除され、8月から1カ月以上休止していた市佐藤太清記念美術館、三段池ラビハウス植物園と同動物園、児童科学館なども再開している。また、福知山観光協会も福知山駅北口の観光案内所と、城近くのおみやげ処での営業を再び始めている。
2、3両日で美術館は63人、植物園は382人、動物園は1712人、児童科学館は342人の利用があった。
城には1日、開館に関する問い合わせが相次ぎ、2、3両日は、公園型複合施設ゆらのガーデンに併設されている駐車場がいっぱいになった。
横山館長は「来城者は緊急事態宣言前と同じくらいです。問い合わせもたくさんあり、関心を持っている人がまだまだ多そうです」という。
3日に、大阪府高槻市から両親と弟の4人で城を訪れた小学2年生の女児は「難しい展示もあったけれどおもしろかったです」と笑顔を見せた。父親は「出来るだけ近場で、楽しめるところを探して来ました」と話していた。
写真=ゆらのガーデンの駐車場はいっぱいになった(3日)