都市伝説も恋の思い出もあった岸本ガード 「昔の通学路」を広報で特集

2021年10月05日 のニュース

 多くの人の思い出の場所、岸本ガードの写真はありませんか-京都府福知山市の広報ふくちやまの来年1月号に「昔の通学路の思い出」をテーマに特集記事を掲載する市内の高校生と大学生の7人グループが、かつてJR福知山駅東側にあった地下通路・岸本ガードの写真を探している。

 7人は、全世代に共通する通学路の思い出話を取材して、まちの変化や魅力を伝える記事を制作している。通学路の思い出に関する逸話を市民から募ったところ、36件が寄せられた。その中で「岸本ガード」に関する話が9件と最も多かった。

 岸本ガードは、延長90メートル、幅2・5メートル、高さ2メートルの薄暗く狭い地下歩道(自転車通行可)。JR線高架化前は駅の南北地区を結ぶ生活道や通学路として使われていたが、役目を終えて15年ほど前に撤去された。

 岸本ガードに関する通学路の思い出話では「岸本ガードには妖怪30センチばばあが出る」という都市伝説から、「好きな人を出口で待ち伏せした」と甘酸っぱい恋愛話まで寄せられている。ただ、岸本ガードの写真がほとんど残っておらず、その存在を知らない高校生と大学生は関心を高めながらもイメージをつかみきれずにいる。

 そこで岸本ガードの写真を無償で貸してくれる人を探すことにした。協力者には年内に感謝状を付けて返却する。

 グループメンバーの一人、福知山成美高校3年生の広瀬さくらさんは「いただいた話の中に岸本ガードという言葉がたくさんありました。私たちはその言葉を聞いたことがなかったので、更に詳しく調べてみようと思っています。ご協力よろしくお願いします」と呼びかけている。

 問い合わせは市秘書広報課、電話0773(24)7000へ。


写真=思い出話がいっぱいのかつての岸本ガード

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