ヘチマも野球が見たい? 市民体育館屋上まで育ち球場一望
2021年09月25日 のニュース

京都府福知山市和久市町の市民体育館で、ヘチマが会議室側の壁で成長し、立派なみどりのカーテンが完成した。つるは屋上に到達していて、大きな実をたくさん付けている。屋上は、すぐそばの福知山球場が見下ろせる絶好の場所。施設職員は「ヘチマも野球が見たいんでしょうか」と、想像を膨らませている。
体育館を管理する市スポーツ協会は、ヘチマとゴーヤの苗を福知山環境会議から譲り受け、会議室がある西側の壁で、毎年育てている。ゴーヤは例年うまく成長していたが、ヘチマはダンゴムシに新葉を食べられ、大きく育ったことはなかったという。
今年は誘因殺虫剤を用意し、害虫対策をしたことで、すくすく成長。壁一面にびっしりつるが伸び、約4・5メートルの壁を伝って、屋上にまで届いた。ゴーヤも同じく成長し、たくさんの実をつけた。
協会専務理事の芦田收さん(61)は「堆肥をやったりして、大事に世話したかいがあり、大きく育ってくれました。球場の利用が制限付きで再開され、屋上のヘチマの実は特等席で野球観戦でき、うらやましいですね」と話している。
写真=屋上で大きな実をつけるヘチマ