公共施設の利用再開 高齢者卓球など久々に体動かす

2021年09月24日 のニュース

 京都府への緊急事態宣言に伴う措置で、利用を休止していた体育館やグラウンドなど、福知山市内にある公共スポーツ施設(小中学校施設除く)の利用が解禁され、23日に最初の休日を迎えた。約1カ月ぶりに活動を再開するスポーツ団体もあり、気の合う仲間たちが集まり、心地良い汗を流した。

 府に宣言が発令された8月20日から、市の公共施設は大半が利用休止になり、市有施設を使っていた団体は、ここまでほとんどが活動できずにいた。

 そんななか、市内での新型コロナウイルスの感染状況が落ち着きをみせ始め、市は21日から「定員の50%以下で、市民限定」といった制限付きで利用を再開。「ようやく活動できる」と喜びの声が上がった。

 和久市町の市民体育館を練習場所にしている福知山さわやかシルバー卓球クラブ(安田晴夫会長)は、23日から活動を再開。「久しぶり」と声をかけ合い、念入りに準備体操をしたあと、ラリーなどを楽しんだ。

 63歳~92歳の高齢者が通うクラブで、通常は毎週木、金曜日に練習していたが、市民体育館が利用休止になり、活動がストップしていたという。

 再開を受け、安田会長(70)は「健康維持につながるので、うれしい」と喜ぶ。大西さよこさん(78)も「一人ではなかなか運動できないので、みんなと久しぶりに会って、体を動かせて気持ちいい。『待ってました』という気持ちです」と笑顔を見せていた。
 
 
写真=市民体育館に高齢者35人ほどが集まり元気にラケットを振った

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