イノシシ害乗り越え、色とりどりに150株 石原の洞玄寺でボタンの花が満開に
2021年04月23日 のニュース

ボタン寺として知られている京都府福知山市石原、曹洞宗洞玄寺(渡辺英俊住職)で、ボタンの花が満開となっている。例年より10日ほど早く、大ぶりの花が周囲を彩っている。
檀家が両親の供養にと、1978年に50株を植えたのが始まり。200株まで増えていたが昨年、150株がイノシシの被害に遭って鑑賞できなくなっていた。
そこで昨年10月に、新たに島根県から苗50を取り寄せ、寺の役員と協力して植えた。シシ除けのフェンスも設け、約30種、150株にまで回復した。
今年は4月11日ごろに開花。赤や黄、ピンク色などの花が咲き誇る。昨年植えた株も花を付けている。
渡辺住職(67)は「昔は5月の連休ごろに咲き始めていましたが、年々早くなっています。特に今年は早く、温暖化が影響しているのでは」と言う。
見ごろはあと2、3日。渡辺住職は「密を避けて観賞してほしい」と話している。
写真=咲き誇るボタンの花