小学5年で花火大会事故、長期入院の高校球児が進学を前に看護師と再会

2021年03月18日 のニュース

 2013年8月15日の福知山花火大会屋台爆発炎上事故で大やけどを負った京都府福知山市内の高校球児がこのほど、福知山市民病院の入院時に看病してもらった看護師と久しぶりの再会を果たした。今後は医療関係に携わりたいと、4月から石川県内の大学に進学することを報告、温かいエールを受けた。

 球児は、2月に京都共栄学園高校を卒業した三木慶太君(18)。小学5年生の夏、家族で行った福知山花火大会で事故に巻き込まれ、体の4割近くをやけどする重傷を負った。

 入院生活は約半年に及び、そのうち約3カ月間を市民病院で過ごした。その時に介抱した看護師のひとりが、森高悠理さん(31)。「痛みと戦いながらリハビリも前向きで、本当に頑張り屋さんだった」と振り返る。

 森高さんは結婚を機に退職したが、2年余り前、やけどの後遺症が残る中、同校野球部で投手としてひたむきに甲子園をめざす三木君の活躍が、両丹日日新聞に取り上げられたのを見て、陰ながら一ファンとして声援を送ってきた。

 その後、学校へ練習風景を見に行ったこともあった。今回は、三木君が進学で市外に出ると聞き、その前にエールを送りたいと、野球部の監督に連絡を取って会うことになった。

 学校のグラウンドで再会を果たすと、入院当時の話になり、森高さんは涙ながらに「入院中は、つらい傷の処置も自分から進んでやってくれていた。試合で投げられるようになったと聞いた時はうれしかった」などと振り返り、好青年に成長した姿を喜んだ。

 三木君は「多くの人に支えてもらった。これからは恩返しをしたい」との思いで医療機器の開発をするため大学に進学することを伝え、「高校3年間は貴重な時間でした。この経験を生かして、いろんな人の役に立てるようになりたい」と強い意志を見せた。

 森高さんは「三木君の頑張りは、たくさんの人に勇気を与えている。私も励ましをもらったひとり。大変なこともあると思うけど、これからも頑張って、三木君らしい花を咲かせて、未来につながる虹をかけてほしい」とエールを送った。
 
 
写真=グラウンドで話す三木君(左)と森高さん

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